那覇の低地を蛇行する安里川は、高台の首里との境の渓谷、安里の女学校前から首里丘陵へ、差しかかる首里坂下は難所。坂の入り口では人力車の後押し賃を狙う、若者たちのたまり場であった。ここから首里へ登る県道と分かれ、電車は専用軌道を登る。ここから首里までの専用軌道は、県道の急勾配を避けるためであった。
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(本コンテンツの画像と記述は、加田芳英著「図説 沖縄の鉄道」と、絵・松崎洋作/文・船越義彰著「おきなわの路面電車」より出展)