那覇市東西14町「壺屋町民会;華鳳会」
那覇大綱挽まつり 旗頭行列出陣記
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 那覇市の一大イベント「那覇大綱挽・旗頭行列」が終わった。壷屋町民会にとっても年間最大の行事で、旗頭行列に参加するのは150余名にもなる。 朝8時すぎからビンジュル御嶽前で安全祈願と旗頭のお祓い後、やちむん通りを道ジュネーし要所で旗頭ガーエー(我栄:祝勝鬨)。

 今春開業したハイアット・リージェンシーホテル前で、はじめての旗頭ガーエーでお祝い後、旗頭集合場所の壷屋小学校へ向かう。 小学校入場式でガーエーを披露し東方7旗頭が勢揃い。今年は東方が先頭で国際い通りを行列し、大綱挽会場までガーエーしっぱなし。

ビンジュル御嶽で安全祈願

神女による旗頭お祓い

やちむん通り道をジュネー(巡行)

子どもたちの印旗隊

やちむん通りでガーエー

今春開業のホテル前でガーエー

集合場所の小学校でガーエー

東方7旗頭が勢揃いし行列出発

国際通りでガーエー

大綱挽会場に到着し旗入れ

東西14旗頭の勢揃いガーエー

支度ガーエー台が綱の上を行く

東方勝利寸前、向こうに壷屋旗頭

 国際い通りでの旗頭行列は東西14の旗頭が連なり、10ヶ所のガーエー・ステージで旗を舞わすはずが、ステージの間隔が狭く旗頭を立てっぱなし、 ガーエーしっぱなしとなり都度少時の足休めだけで、老脚には非常に疲れたが旗方は休憩なしで大変だったろう。

 行列は国際通りの県庁前(牧志から約1.2km)で終わり、大綱挽会場手前の横道で休憩となった。 しかし後続の西方の行列が終わるまで小1時間の休憩は、路上にへたり込んで長すぎてかえって疲労が増しただけ。

 いよいよ大綱挽会場の国道58号(旧米軍ハイウェイ1号)、久茂地交差点の東方(北側)の所定位置に入場。 先発した旗頭は東西(男・女綱)の結び目に旗入れしている。すでに縄を挽く手綱にはびっしりと一般客が陣取っている。 さすが行列の沿道や綱の周りには外国人が多いのは、米軍基地が集中する沖縄ではある。

 男・女綱を結合させでから中心を合わせるのに、東西で引いたりゆるめたりに延々。子どもらの打楽器隊は退屈して隊列が乱れる。 中心が定まって旗入れした東西14旗頭の、一斉旗頭ガーエーの後に東西の歴史上勇者の支度ガーエー。やっと2時間後の16時過ぎに大綱挽開始の号砲、

 壷屋は東方7町の6番目で綱の最後尾近く、中心での式典はナ〜ンにも見えず溢れかえる観客しか見えない。 目の前の綱を引く群衆の向こう側に、我が壺屋の旗頭が応援ガーエーをしている。打楽器隊の鉦/法螺/太鼓の声援もあって、約15分後に東方の判定勝ちとなり沸きに沸いた。
 
【以下は2015/10/9ブログのあとがき】
  昨夕の大綱挽は東方が勝った瞬間はちょっと感動したが、疲れがピークで直後に路上にへたり込んでしまった。 勝利のカチャーシーで感動と興奮に盛り上がる会場、幸運のお守りである手綱の切れっ端をもらうまもなく、すぐに役員/打楽器隊は会場を退出し、2〜300m先のバス待機場所までが辛かった。

 大渋滞の会場周辺部を大廻りしての、30分の帰路バスは疲労回復にありがたかった。 壺屋町民会館には先に帰着した旗頭の解体/収納と、打楽器隊の着替えと点呼で大混乱中。役員諸氏は片隅で早速缶ビールで喉を癒やしたが、喉ごしに沁み渡るビールのうまさ!

 やがて旗頭の大片付けもやっと終わり、子どもたちも手土産のお菓子を片手に退散。 それから会館の大広間に役員10余名と旗頭連50余名が、輪になって座り込み大宴会がはじまった。缶ビールと泡盛を出前のオードブルで飲み喰いは、会長・役員や旗頭要職の挨拶もそっちのけ。

 旗頭のにーせーたー(若衆)らは流石に元気で、一人ひとり感想後にハーイーヤーの囃子ことばでイッキ飲み。 左横の市立壺屋焼物博物館長も初参加で話が弾み、右横の元陶器組合長とは陶芸談義で盛り上がる。 延々と続く年に一度の大宴会は果てる様子もなく、途中で退席してよろめきながらの帰宅が21時だった。
 

最後にわが勇姿(右端)