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Summertime,
And the livin' is easy
Fish are jumpin'
And the cotton is high
Oh, Your daddy's rich
And your mamma's good lookin'
So hush little baby Don't you cry

One of these mornings
You're going to rise up singing
Then you'll spread your wings
And you'll take to the sky
But until that morning
There's a'nothing can harm you
With your daddy and mammy standing by
 夏になったよ
 暮らしは楽だよ
 魚も跳ねてる
 綿も背が伸びた
 お前の父さん金持ちで
 お前の母さんは美人
 だから坊や 泣くんじゃないよ

 そのうちある朝
 お前は歌いながら立ち上がる
 そしてお前は翼を広げ
 空に向かって飛び立つ
 でもその日が来るまでは
 お前は心配いらないんだよ
 父さん母さん ついてるからね
 
 1959年に映画化されたポーギーとベスの冒頭のシーンで、「サマー・タイム」が朗々と歌われている。
劇中に3度歌われるこの曲も、物語りの進行と転換にあわせ、表現が悲劇的な哀切を帯びてくる。
 
 この曲は(フォーク)オペラのアリアであるが、上の楽譜のとおり典型的なAm(イ短調)のブルーズだ。
メロディがはじまる前の2小節にピアノ左手の後打ちで、F#/G# のオクターブ音が非常に印象的だ。
 
 Youtubu でサマータイムを検索すると、膨大な数の動画が見つかる。
それだけ人気のある曲ということだろう。その中から3つの動画をリンクし
ておいた。

 エラ・フィッツジェラルドの素晴らしいアドリブと、Leontyne Priceのクラ
シック・オペラ歌唱も見事だが、チャリー・パーカーがストリングをバックに
奔放にプレイしているは出色だ。