オーストリアの中北部にグムンデンという小さな町がある。湖畔の北岸に竚む小さなお城と知る人ど知る陶器、そして健康リゾートの町。 人口わずか1万3千人の町にヴィンテージなトラムが走っている。その走行距離2.3km10分は、おそらく世界最短の営業路面電車といわれている。


 路面電車の本ででグムンデンのクラシックな車両を見て、グーグルマップで調べると電停マークが見つかったがレール線がない。 航空写真はボケボケの不鮮明さだしストリートビューもない。 ウィキペディアのグムウンデンのトラムで、ルートマップを見つけ不鮮明な航空写真で線路を追った。

 本路面電車シリーズはストリートビュー画像を用いているが、グムウンデンではビューがサポートされていないので、 掲載画像の全てはウィキペディアのウィキメディアコモンズ:無料メディアリポジトリから転載したことをお断りしておく。

グムウンデン駅

緑の森

陶器工場前

ロザリオ前

テニスコート

アーケード前

役所前

フランツ・ヨセフ広場
 
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それではグムンデン駅からトラムに乗って、皇帝の名の広場へ行ってみよう

1983年当時の車庫風景

車庫前に勢ぞろいした現有車両 左から前後に並んだ100と1号車 1961年製の8号車 9と10号車は同型車
Remise車庫は陶器工場のすぐ南西側にある より大きな地図で Tram:グムンデン(オーストリア) を表示


↓ テニスコート前の10号車


“グムン電” 沿線随一白眉のシーン

地区委員会役場前
フランツ・ヨセフ広場前の8,9,10号車 →
← 終点のフランツ・ヨセフ広場で、線路がアスファルト覆われている。かってはこの220m先の市役所広場まで延びていた。



 しかし、トラムの有用性が再認識され、将来は川向うのシーバンホフ列車駅まで延伸されるらしい。
 
オルト城

 街の北西トスカーナ半島に先に浮かぶ小さな島に、木橋のかかる美しいオルト城がある。 城の歴史は11世紀に遡り、中世には城に塩の役所を開いたが、1634年に火災で全焼し、17世紀になって昔の姿そのままに復元された。
 1698年にレオポルト1世はこの城を居城として買い取った。 1915年に大公の遺産が譲渡され1995年以来400年の時を経て、再びグムンデン市の所有となる。 ザルツカンマーグト地方で一番古いと城とされている。