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(Army)
 トリイ通信施設(Torii Communication Station)
 読谷村の南西部の平坦部に位置し、正面ゲートに大きな鳥居が立っているトリイ通信施設は、西太平洋地域における戦略通信網の最重要施設である。また、在沖陸軍の上級司令部として在沖米陸軍全ての部隊に対し、管理、兵站、財務の支援を行っている。そして、第一特殊部隊(グリーンベレー)が配備され、施設に隣接する読谷補助飛行場において、パラシュート降下訓練を実施しているほか、北部訓練場、キャンプ・シュワーブ、キャンプ・ハンセン等で訓練を実施している実践部隊で、同盟軍の支援、訓練の補助等のほか災害出動等幅広い活動を行っている。
 陸軍宇宙軍が防衛衛星通信システムを担当し、合衆国陸軍宇宙軍の移動通信衛星管制ターミナル、トリイ通信施設分遺隊として合衆国宇宙軍を支援し、防衛衛星通信システムを統率・管制し、戦略防衛システム及び対通信衛星用武器を企画・試験することなど24時間防衛用通信衛星を調整・運用・管制している。
 施設内には黙認耕作地が多く存在する。
所在地 面積(Ku) 民間地主数 年間賃借料 従業員数 事故歴 返還計画
読谷村/嘉手納町 1,939 979 1,339,000,000 355 なし
 慶佐次通信所(Kesaji Communication Station)
 長崎県の佐世保基地と沖縄の米軍基地とを結ぶ、海底光ファイバー通信施設の維持管理を行っている。かってのロラン送信所は大半の施設が、第11管区海上保安本部に引き継がれており、米軍施設としては1ヘクタールを残すのみとなっている。
所在地 面積 民間地主数 年間賃借料 従業員数 事故歴 返還計画
東村 10 1 公開されず 0 なし
 那覇港湾施設(Naha Port)
 通称「那覇軍港」は那覇港の玄関口に位置する、ホワイト・ビーチ地区に次ぐ大きな軍港。
 同施設は移設条件付きの全部返還が合意されながら、25年以上経過した現在でも返還は実現していないが、移設先として浦添市が受け入れを表明したことにより、現在、移設作業が進められている。
所在地 面積 民間地主数 年間賃借料 従業員数 事故歴 返還計画
那覇市 559 1,041 1,955,000,000 92 全面返還
 陸軍貯油施設(Army POL Depota)
 金武湾に面した3市2町にまたがり、金武湾第1、第2、第3タンクファーム、天願ブースター・ステーション、桑江第1、第2タンクファーム、とこれらの貯油施設を結ぶ送油管施設からなる。貯油施設地区は天願桟橋、キャンプ・コートニーに隣接する地域と、嘉手納飛行場に隣接する地域にあり、各種燃料を貯蔵している。また、貯油施設を結ぶ送油管(パイプライン)は、嘉手納弾薬庫地区や嘉手納飛行場を始めとする、各基地間を連結している。
所在地 面積 民間地主数 年間賃借料 従業員数 事故歴 返還計画
具志川市/沖縄市
嘉手納町/北谷町
宜野湾市
1,271 749 1,189,000,000 106 なし