路面電車が走る街で見つけたお城
“西欧の城郭シリーズ”
城郭には宮殿・城館・城塞・城砦・
要塞・砦や城壁・市壁などを含む

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 鉄道マニアの一人として、とくに線路(レール)が好きだ。線路が地形を縫って走っている光景に興味が惹かれる。1本のレールがカーブをしているだけでも好もしい。まして駅や引込み線・操車場はもっと魅力がある。鉄道模型でのレイアウト派だ。

 旅行は大好きだが乗り鉄ではないし、経済的に国内・海外を旅行して、鉄道施設を観て廻る余裕がないので、もっぱらインターネットで各地を観光している。グーグルマップでヴァーチャル旅行中に、鉄道操車場のターンテーブルと扇状庫を見つけた。

 地図の航空写真をズームアップしていくと、画面が突然バーズアイ(鳥の視線)に切り替わる! 45度イメージ画像で非常に鮮明だ。ターンテーブルの詳細や機関車を振り分けて、扇状庫に引き込む様子がよくわかる。

 あるとき南米のリオを仮想旅行していると、街路に2本線を発見した。まさか?ズームアップし45度イメージで確認すると、まさに路面電車のレールだった! さらにストリートビューに切り替え、線路を追っていくとレトロな路面電車が見つかった。


 ターンテーブルと扇状庫シリーズとして、グーグル45度イメージをサポートしている、世界の街々をホームページにまとめた。さらに路面電車が走る街シリーズも作った。加えて世界線路地図シリーズ日本路面電車シリーズも追加作成した。
 世界各地の街々を走る路面電車の、線路を地図上に書き込む作業をしていると、沿線にお城があることに気がついた。西欧のお城は日本の伝統的なお城と違って、函館の五稜郭のように「星陵型」が多く、幾何学的でビジュアル的に面白い。

 ではとばかりに今度は路面電車が走る街の、城郭を捜し求めて片っ端から収集した。(共産圏を除く)世界の路面電車は40ヵ国500都市以上もある。それらのうちアメリカを除いて60余都市で、さまざまな城郭を発見した。

 一言で「城」といっても物見砦から砲台砦、要塞と城砦などは戦闘用の建造物で、都市の外郭や周辺部の高台や川縁、海岸沿いにあることが多い。一方、市中にある城塞や城館などは戦闘と儀式用とを兼ねそろえて華美な造りになっている。

 さらには宮殿にいたっては領主の、政治的外交用途を持ち豪華絢爛だ。しかし、本シリーズには宮殿も数多いが、ビジュアル的にあまり面白いものではない。やはり戦闘と防御を意識した城塞が、地形を巧みに利用し変化のある印影だ。


 このシリーズでは街の概要と歴史を、ウィキペディアから引用した。しかし、和文Wikiでは数行しか記述がないが、欧文サイトだとボリュームうたっぷりの記述で、日本のWiki筆者に失望をしたのが残念であった。