「隅田川」は東京都北区の新岩淵水門で荒川から分岐し、 新河岸川・石神井川・神田川・日本橋川などの支流河川を合わせ、東京湾に注ぐ全長23.5kmの一級河川である。

 江戸時代では吾妻橋周辺より下流は大川とも呼ばれていて、今でも古典落語などでは「大川」が出てくる。また、大川右岸、特に吾妻橋周辺から佃周辺までを大川端と称する。

 初期の江戸幕府は防備の面から隅田川への架橋は千住大橋以外認めてこなかった。 しかし1657(明暦3)年の明暦の大火の際に、橋が無く逃げ場を失った多くの江戸市民が火勢にのまれ、10万人に及んだと伝えられるほどの死傷者を出してしまう。
 事態を重く見た時の老中らの提言により、防火・防災目的のために架橋を決断した。上流から 吾妻橋両国橋新大橋永代橋で、上流の千住大橋を加え江戸五橋と言われた。

 江戸五橋に加えて隅田川には渡し船いくつも存在した。江戸を南北に分断する隅田川を渡河するために多くの渡しが誕生した。

 なお、江戸から発する五街道の始点であった日本橋は、海辺を埋め立てた江戸城の井戸が塩分が高く、武蔵野から上水を引き飲料水を得たがが、 この神田川から江戸城の外堀として分流させた日本橋川に架っている。
 
【経路】吾妻橋~駒形橋~厩橋~蔵前橋~両国橋~新大橋~清洲橋~永代橋~中央大橋~佃大橋~勝鬨橋

 アニメのようにに見える画像はGoogleMapsのStreetView画像を、GooglePicasaに登録したアルバムのスライドショーである。  本 "St.View-ani" シリーズでは、平均1km区間・100枚以内の画像を連続させ、アニメーションに見えるように構成している。
 
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