「ポンペイ」はナポリ近郊にあった古代都市。79年のヴェスヴィオ火山噴火による火砕流によって地中に埋もれたことで知られ、 その遺跡は「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」の主要部分として、ユネスコの世界遺産に登録されている。 ローマ人の余暇地として繁栄したポンペイの最盛期の人口は約2万人といわれる。18世紀に発掘が開始され、現在は主要な部分が有料で一般公開されている。

 79年8月24日のヴェスヴィオ火山が大噴火し、一昼夜に渡って火山灰が降り続けた。翌25日の噴火末期に火砕流が発生し、ポンペイ市は一瞬にして完全に地中に埋まった。 これら一連の災害により何らかの理由で街に留まった者の中から逃げ遅れた者約2千人が犠牲になった。
 1748年にポンペイが再発見され建造物の完全な形や、当時の壁画を明らかにするために断続的に発掘が行われた。 一瞬にして5 メートルの深さに町全体を飲み込んだ火砕流が、当時の人々の生活をそのままの状態で保存した。発掘は今に至るまで続けられている。

 地中から次々と現れるローマ時代の遺品の美しさに世界が驚愕したが、その美しさの秘密は実は火砕流堆積物にあった。 火山灰を主体とする火砕流堆積物には、乾燥剤として用いられるシリカゲルに似た成分が含まれ湿気を吸収した。 この火山灰が町全体を隙間なく埋め尽くしたため、壁画や美術品の劣化が最小限に食い止められたのであった。
 
【経路】遺跡発掘現場周回

 アニメのようにに見える画像はGoogleMapsのStreetView画像を、GooglePicasaに登録したアルバムのスライドショーである。  本 "St.View-ani" シリーズでは、平均1km区間・100枚以内の画像を連続させ、アニメーションに見えるように構成している。
 
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