オランダの憲法上の首都「運河のアムステルダム」は、北のヴェネツィアと呼ばれ100km以上の運河と、約90の島々、そして1500もの橋から成り立っている。3つの主要な運河であるへーレン運河・プリンセン運河・ケイザー運河は、いずれもオランダが黄金時代の17世紀に掘られたもので、都市の周りを同心円状にめぐっている。

 それらはグラクテンゴルデル(直訳は「運河のガードル」)として知られ、主要な運河沿いには実に1550もの記念建造物群が存在している。先に述べた3つの運河とさらに1版内側のシンゲル運河などを含む、17世紀の環状運河地区は2010年に世界遺産リストに登録された。
 世界遺産に登録された4つの環状運河は、外側からプリンセン運河・ケイザー運河・ヘーレン運河、そしてシンゲル運河の順にそれぞれ100m前後の間隔で並行している。

 外側のプリンセン運河を西からラートハイス通りを経由し、4つの運河に掛かる橋を経て東端で突き当たるのが、アムステルダムの王宮だ。

 オランダ王室や政治はハーグにあり、アムステルダムは経済の中心地で、この王宮は対外的な迎賓館として使われているが、普段は一般に公開されている。
 
【 経路】プリンセン運河〜(ラートハイス通り)〜ケイザー運河〜ヘーレン運河〜シンゲル運河〜王宮

 アニメのようにに見える画像はGoogleMapsのStreetView画像を、GooglePicasaに登録したアルバムのスライドショーである。  本 "St.View-ani" シリーズでは、平均1km区間・100枚以内の画像を連続させ、アニメーションに見えるように構成している。
 
西欧 ベネルックス