まな兵衛落書帳トップ表紙(メニュー)に戻ります

 
 島唄レ/ラ抜き沖縄ブルーズを作曲
 『琉球旋法は「レとラ」を抜けば良い』を試した。その前にジャズのブルーノートのことも調べた;

 ブルー・ノート・スケール(blue note scale)は ジャズやブルースなどで使われる、メジャースケールに第3音、第5音、第7音を、半音下げたものがブルーノート。

 ジャズから進化したロック・ブルース・スケールは、ブルー・ノート・スケールから派生し、本来の名前はブルー・ノート・ペンタトニック・スケールという。 ブルー・ノート・スケールからレとラを除いた5音音階で、ソ♭(Gb)をソ(G)に戻した音階でC-Eb-F-G-Bb-Cとなる。

 一般的なブルースや(スィング)ジャズ、初期のロックの楽曲形式は4小節x3の12小節で、AABAで1コーラスとなる。コード進行は、CCCC FFCC GGCC が基本進行形である。

 レラ抜きの5音音階なら、まさに琉球旋法ではないか! ミディアムテンポの単調なブルーズを作曲した。ベースもギターコードも入れ、聴くといい感じのスィングに…

 しかしィ 沖縄っぽくな〜い? なんでやぁ? そりゃそうだ、ブルーズはミ(Eb)とシ(Bb)が、半音下がっている。よっしゃ、試しに半音下げないとどうなるぅ?

 結果はまさに琉球の、島唄音階になりましたぁ〜! 下の楽譜はミとシに半音下げの♭が付いているが、これをナシにするとヘヘェ〜、琉球沖縄っぽく聴こえますねぇ…

  Okinawan Blues(♭なし)   ”ReRa nuki Blues(♭つき)

 古典三線曲をレラ抜きブルーズに

 それではと、古典三線曲からブールーズになりそうな節を見つけ、Key Bbで三線伴奏をBassにしてみた。



   三線曲「くいぬばな節」   Blues 編曲版

 ということで、島唄を印刷五線紙のまま、機械的にMidi化したら、聞くに堪えない曲もある。とくにピアノ譜では唄メロディが単音で、左手の伴奏に和音が入ると、音量的にメロディが負ける。

 また、編曲したピアニストのクセか、伴奏が分散和音ばかりで、すごくヒツッコク単調に聴こえてしまう。原曲の楽譜が手に入ればいいのだが…

 したがってメロディをオクターブ重ねて、音量を調整した曲もある。また、音源をピアノからフォークギターや、他の楽器に変更した曲もある。

 伴奏が面白くない曲は、ヘ音部を削除しメロディだけにして、コードによるスィングの自動伴奏を入れりもした。曲によっては前奏や間奏を大幅に削除した曲もある。