サンフランシスコ市交通局は、通称“MUNI”(SF Municipal Railway)といい、ケーブルカーはもちろんのこと、路面電車や地下鉄も運営している。 路面電車はモダンな新型車両が中心だが、「F線」と「N線」にはPCCカーという、旧型の車両を観光用に投入している。 PCCカーとは全米路面電車協会(ERPCC)が、1936-1950年初まで開発・製造した車両である。 F/N線にはフィラデルフィアや他の都市で使われた、年代物のPCCカーをもらいうけ投入している。

 F線は市内中心部を北東から南西に、斜めに走るマーケット通りの、南西側に位置するカストロから、海岸部で左折しフイッシャーマンズワーフまでを、 N線は逆に右折し海岸部をカルトレイン駅まで結んでいる。
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←F線はループになった終点の、フィッシャーマンズワーフ停留所からスタートし、途中のフェリービル停留所先から、右折してマーケット通りに入るが、 この通りを後にして海岸通りを直進する、ベイブリッジなど景色がよいN線を先に紹介する。

   フィッシャーマンズワーフ停留所の流線型PCCカー

←海岸通りを走るN線はベイブリッジをくぐり抜け、SFジャイアンツ球場を通り越して、カルトレイン(カルフォニア鉄道)の車庫前が終点となる
灰線:F線/茶線:N線、他はケーブルカー
F線
フィッシャーマンズワーフ停留所のPCCカー3両 フィッシャーマンズワーフ
アルカトラズ島行き観光船乗り場付近 海の彼方にアルカトラズ島が見える
フェリービル停留所近辺からベイブリッジが見える
F線とN線の分岐点、F線は右折してマーケット通りへ、N線は左へ海岸沿いを直進する
N線
ベイブリッジ、イェルパ・ブエナ島を経由して対岸のオークランドへ
この車両がF線を除く路面電車用、N線にはF線-N線直行でPCCカーが走っている
サンフランシスコ・ジャイアンツ球場 N線の南終点(起点)、カルトレイン車庫が見える
F線(市鉄道博物館前経由でマーケット通り、カストロまで)
鉄道博物館 博物館前を右折するPCCカー
市の中心街、マーケット通りに入ってきた パウェル付近、右手にケーブルPH/PM線始点がある
奥の塔屋が市庁舎、右に美術学校 オルフェルム劇場
西終点(起点)のカストロ停留所 新旧のPCCカーが待機中