坂の街サンフランシスコのダウンタウンから、急勾配のアップタウンを結ぶSF名物のケーブルカー。 現在の路線は3線でパウエル/マーケット交差点を起点とし、ケーブルカー博物館辺りで分岐し、 メイソン通りを経由してフィッシャーマンズワーフ南までのPM線(Powell-Maison)と、 ハイド通りからフィッシャーマンズワーフ西側までのPH線(Powell-Hyde)、 そしてデイヴィス/マーケット交差点から、ヴァンネス/マーケット交差点までの、C線(California通り)の3ルートがある。

 PM/PH線の車両は運転台が片方にしかないので、終点には方向転換をするターンテーブルがある。C線は両運転台のためターンテーブルはない。 いずれも軌間1,067mmの狭軌で、線路中央のケーブル索を動力としている。
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 線路中央の路面に埋め込まれたケーブルは、すべてルート中心部のケーブルカー博物館中の、強力なモーターで駆動されている。 ここから3線/4ケーブル(1本はC線から博物館中の車庫まで)を、時速15.3kmで循環させている。 車両は床下のグリップ装置で、路面のケーブルを掴んだり離したりして動く。 つまり各車両は運転手(グリップマンという)の操作により、発進・停止をコントロールしている。
赤:PH/緑:PM/紫:C/青:PH・PM共用線 中心部のPH/PM相互乗入れマップ
C線(California通り)
C線の東起点停留所(Davis/Market交差点) C線の東起点付近、View撮影時は工事中
C線中間部のグレース大聖堂
C線から博物館の車庫への分岐点(手前がC線) 車庫専用線側から向こうのC線を見る
丘を登るC線のケーブルカー C線の西終点停留所(Van Ness Ave/California)
PH/PM(共用)線(Powell-Cabele Car Museum)
PH/PM共通の南起点(Powell/Market交差点) 南起点の手前
PH/PM共通の南起点ターンテーブル上のケーブルカー(View写真借用)
C線と直角交差、C線は工事中 博物館南の上り線ロから、右折が上り
下りのケーブル、左が下り方向 博物館前の交差点、左はPH線の下り
PM線(Powell-Maison-Taylor/Bay)、博物館前でPH線と分岐
トゥルー・サンシャイン教会?
北終点から相次いで上りがやってきた 北終点の停留所、ターンテーブルが見える
北終点の航空写真、ターンテーブルが見える PM線のケーブルカー、左が運転台
PH線(Powell-Hyde/Beach)、博物館前でPM線と分岐
ケーブルカー博物館、車庫とケーブル動力部を併設
下り線側の車庫 上り線側車庫(左)と博物館
北終点手前の風景 北終点停留所は公園の中にある
PH線の北終点付近Earth、右側の数ブロックがフィッシャーマンズ・ワーフ