南米ブラジル第2の都市、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の、下町から山手の住宅街を結ぶ、「ボンヂ(Bonde:路面電車)」。 英語ではサンタテレサ・トラムウェイといゝ、軌間1mの元は馬車鉄道が発祥という。 始発のカリオカ駅はセントロという旧市街の歴史的中心地にあり、かってはもう少し東の地下鉄カリオカ駅が始点であった。

 路線ルートはカリオカ〜ドイス・イルマオス(?ローマ字読み)間と、途中駅のラルゴ・ド・グイマラエス?で分岐し、パウラ・マトス?に至る支線がある。 始発駅からカリオカ水道橋の1km強が専用軌道で、水道橋を渡り終えるとすべて石畳の、七曲りのクネクネ路面を走る。
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←カリオカ停留所

←カリオカ水道橋

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ルートマップ(A.モリソン氏サイトより借用) 本線のルートマップ
白いアーチの↑水道橋  始点カリオカのループ↑   ↑大聖堂     始点のループ↑
カリオカのループとレトロな電車(View写真拝借)
古代ローマ式1750年製のカリオカ水道橋(長さ270m/高さ18m)現在は電車専用
水道橋を走る電車、手すりにぶら下がる(無料)と落ちそうでこわい!(View写真拝借)
水道橋から石畳の路面へ(左分岐の線路は休止中) 休止中の線路上に駐車中(突き当りで線路なし)
鈴なりに手すりにしがみつく無賃乗車、座席に座ると有料だが景色が見えない?
木工アーチストの土産物屋さん
Rua Joaquim 1042停留所(ホームと屋根がある停留所は数ヵ所だけ)
Rua Alim 470停留所、観光客と地元の人が半々
Rua Alim 470停留所に隣接のレストラン Rua Alim 470で右直進する支線の終点ループ
真ん中の三角ホームがRua Alim 470、左下の線路が本線、左直進が支線、真ん中からやや右上の単線は車庫で行止り
3-saro.jpg 3-saro.jpg
2011/7の脱線転覆死傷事故以来、運行を停止していたが、2016年のオリンピックでRua Alim470まで部分開通した
 本コンテンツの制作時点では事故後で停止していたのに、SV画像は2010年の撮影で画面上では健在だった。したがって以下のView画像は事故以前のものである。  上の「路電復活」タイトルをクリックすると、2014/10の工事中をStreetViewアニメ(スライドショウ)で見ることができる。
 オリンピックではRua Alim470(車庫)まで開通させた。
   
標高が高くなるに従い、リオの眺望が広がる
終点のDois Irmaosから、コルコバード山頂の巨大なキリスト像まで、直線距離で900mほど
 しかし、急峻な勾配で道路は、いろは坂のように曲がりくねり、コルコバード・ラック登山電車は、スイス山岳鉄道のように、アプト式レールで結んでいる。 路面電車の終点から登山電車の始発駅までは、直線距離で1.5kmだが道路は七曲がりで、とても歩けないだろう。したがってバスの便しかないと思われる。

 路面電車はかっては現在の終点から、登山電車の途中駅まで継っていたと、冒頭の地図で読み取れるが廃線でなく、運行を中断しているようだ。 急傾斜のクネクネ路面線路の連続で、一昨年の脱線横転事故が懸念されたようだ。

 まるでリオに行って見て乗ってきたような? いまのネットでは情報が豊富で、現地に行かなくてもこれだけの、コンテンツが作れるのは、ネット・トラベルのマニアにとってうれしいことだ。