ポルトはポルトガル中央部のリスボンより、北部に位置する街で、リスボン同様に河口部の丘の上の市街地。 こちらも名物のレトロな路面電車(トラム)は、1872年に開業したロバ鉄道から、1895年に路面電車となった。 地下鉄網の発達で路線の改廃が進められたが、観光誘致のための保存線として、3路線を残している。軌間は1435mmの広軌である。

 ①ラインは市中心の港インファンテ~太平洋に面したリゾート地、パセイオ・アレグレ~を結ぶ。 ⑱ラインは山手の中心街カルモ~①線の車庫/トラム博物館までの短い路線、 ㉒ラインはショッピングで賑わうダウンタウンの、バターリア~カルモを経て、またバターリアに戻るループ線だ。
以下の写真はクリックすると、新しいウィンドが開き拡大表示されます
 
①ライン:インファンテ(Infante)~パセイオ・アレグレ(Passeio Alegre)
東始点のインファンテ、バックの建物はサンフランシスコ教会
新(右)旧(左)の建物が並ぶ、サンフランシスコ教会の東正面
川沿いの線路のバックには、洗濯物が翻るアパートや小洒落た店が
セント・デ・マッサレロス教会をバックに
マッサレロス教会の下を通り過ぎると、まもなく車庫/トラム博物館へ
教会の上から⑱線が合流してきた
車庫の敷地内にある、STPCトラム博物館(ここが⑱線の始終点)
トラム博物館を出るとノルテ橋をくぐり、そろそろ海岸が近くなってくる
トラムが西終点に入ってきた ①線西終点のパセイオ・アレグレ
 
⑱ライン:トラム博物館(Museu do CarroElectrico)~カルモ(Carmo)
トラム博物館/車庫前から、①線と分岐して左の坂を上がる
サン・アントニオ病院を素通りする上り線、下りは病院の東前を通る
上りルートから始点のカルモに到着、下りはカルモを北方向に出て左折しループで病院前へ
 
㉒ライン:バターリア(Batalha~カルモ経由~バターリア)
(始発のバターリアでなく、中間のカルモから下り線をはじめる)
カルモ停留所の南で⑱線と分岐、東へ左折しバターリアへ下ってていく
時計塔の裏を通り過ぎると、市街の中心部に差し掛かり、交通拠点の国鉄?サン・ベントを経由
バターリアの一つ手前、右はバターリアへ左は上り線 東終始点のバターリアに到着
バターリアからカルモへの、上り線は市内の繁華街
カルメリタス大聖堂? を経てカルモへ