世界の路面電車ターミナル
 
 路面電車が好きだ。とりわけ歴史的な旧市街地の狭い道路を、建物や人々をかすめ徐行しながら、レトロな市電がコトコと走り抜けるさまが好もしい。市民の生活の脚として1街区ごとに設けられた電停、買い物・通学・通勤・通院などに欠かせない。

 先の大戦後のモータリゼーションにより、次々に廃線・撤去された市街地路面電車。しかし、道路の渋滞と大気汚染
への反省から復活しつつある。だが、技術革新のよるモダンな車両が投入され、旧市街の狭い道路に長大な連接電車は似合わない。旧市街にはレトロな市電がよく似合う。
 そんな街の路面電車を地図で見つけ線路をたどる。グーグルマップでは線路が細い灰色の線なので目立たない。そこで線路地図を作って楽しんでいる。Open Street Map という地図ではやゝ太めの黒線で、実にクッキリと線路や交差ポイントが描かれている。

 とくに始終点の停留所や交差点の線路とポイントが、複雑に錯綜
している状態が明瞭で、線路レイアウトフアンとして実に楽しい地図だ。上り電車はどのポイントを通過して電停に着くのかなど。また欧州の路電は製造コスト上片運転台・片扉が多く、ループの終点でぐるりと方向転換する地図が楽しい。


 北西欧    ベネルックス    中西欧    南西欧   東西欧   アジア   南北米 
 ヘルシンキ   ライプツィヒ    ウィーン   ローマ    ポズナン   コルカタ   リオ   
(下段の各都市はトラム・ネットワーク の終端ループ・ターミナルを採り上げた)