江ノ電は路面電車ではないが、一部区間で路面上(併用軌道)を走っている。 全長10km中の江ノ島〜腰越間の500mが路面併用区間だ。残りの9.5kmが新線(専用軌道)であるが、腰越〜稲村ヶ崎間の大半が、海岸沿いの道路と並行しており、半分は路面電車風である。

 路線ルートは藤沢〜鎌倉で15駅、最短駅間は由比ヶ浜〜和田塚の300m、最長駅間は七里ヶ浜〜稲村ヶ崎の1.2km。軌間は1067mmで全線単線、表定速度は17.7km/hと遅い。 車両数は28両で5形式、300形の2編成は1929年製を改造した、ノスタルジックなスタイルだ。また開業95年記念に製造された10型、100周年の20型のダブルルーフは、レトロな風貌で好ましい。
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ルートマップ 藤沢駅〜石上駅手前までは高架専用軌道
2駅目の柳小路駅(3駅目の鵠沼駅はViewなし) 4駅目の湘南海岸公園駅
江ノ島駅は5駅目 江ノ島の遠望
江ノ島駅の留置車庫から路面への踏切 江ノ島駅〜腰越駅間の路面分、滝口寺が見える
江ノ島駅から路面を経由して、腰越駅へ 腰越駅を出るといよいよ海岸に出る
鎌倉高校前駅、塗色がちがう1000型
95周年記念の10型(1997年)か、100周年記念の20型(2002年)
七里ヶ浜駅 稲村ヶ崎駅
車庫・検車区 極楽寺駅
極楽寺駅は谷の底 江ノ電唯一の極楽寺トンネル
長谷駅 由比ヶ浜駅
和田塚駅 終点の鎌倉駅
鶴ヶ岡八幡宮
鎌倉(長谷)大仏
 
 藤沢市に長男が住んでいる。7〜8年前に訪れたとき、孫と2人で江ノ電で鎌倉まで行った。小学生とオジィが先頭の運転席横に陣取り、ワイガヤと熱心に沿線風景を堪能した。 鎌倉では雨にもかかわらず観光客があふれていて、神社仏閣を観光するという戦意を喪失して、早々にUターンで引き返してきた。

  3〜4年前の訪問時は長男一家と、江の島弁財天に初詣に行き、江ノ島駅前の「船せん」で早めの晩酌をした。 この店はオヤジが漁師で、獲った魚を店頭で売るだけでなく、居酒屋も併営していて新鮮な魚を食わしてくれる。もっとも私は魚が嫌いなので、別の肴で一杯やった記憶があるが…