夏目漱石の「坊っちゃん」に登場する、『マッチ箱のような汽車』とともに松山は発展した。明治20(1887)年に開通した伊予鉄道は、大阪の阪堺線に次ぐ歴史を持っている。 伊予鉄は郊外への鉄道線と松山城をぐるりと取り囲む「市内線」がある。この市内線のうちJR松山駅からお城の南を経て、道後温泉を結ぶ⑤系統が路面併用線である。

 市内線の起点はJR松山駅でなく約1km南東の、伊予鉄松山市駅であり郊外鉄道の起点でもある。市駅からお城の西側を北上する、単線の本町線も路面電車であるが、 お城の北側を走る城北線は専用軌道である。それらの5系統9.6km28停留所を、ピーク時27両の車両で700本の運行をしている。

 平成13年に登場した「 坊っちゃん列車」は、蒸気機関車型であるがエンジンはジーゼル機関車で、2両の小さな機関車が文字通りマッチ箱のような客車を牽引し、 道後温泉から市駅・JR駅を結んでいる。

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それではJR松山駅から路面電車に乗って、道後温泉へ行ってみよう
JR松山駅で⑤番線に乗り(駅前と次の大手町は絵になるヴューなし)
2駅目の西堀端 彼方に堀の木々が見える 西堀端で本町線と分岐し南堀端へ向かう
南堀端は美術館などがあり緑が濃い 市役所前まで堀端をU字型に廻った
県庁前 レトロな旧館の向こうに本丸の山が見える 大街道 電車は元京都市電のモハ2000
坊っちゃん列車とすれ違い!(大街道~勝山町間)
松山名物「一六タルト」前(停留所ではない) 一六タルト本店
警察署前 電車はモハ50型
上一万 この先で城北線と分岐する 万町あたり(電停ではない)
開業当時の姿に復元された道後温泉駅舎 右の待避線に坊っちゃん列車が見える
道後温泉本館 坊ちゃんも本館二階で湯冷ましをしたとか
 
松山城 ゆるキャラがお出迎え