海中道路

平安座(へんざ)海中大橋・世開橋:うるま市〜平安座島(平成10年3月)
(海中大橋)橋長:280m 幅員:10.75m 航路:W43.75xH8.6m 県道
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 ・位 置:沖縄本島中部勝連半島東
 ・親 島:うるま市(東1km)
 ・人 口:586人(平成17年)
 ・世帯数:254世帯(平成17年)
 ・面 積:2.1km2
 ・周 囲:6.7km


 既存の海中道路は昭和47年に建設されたが、増加する交通量に対応できず、交通機能の向上及び地域振興を図り、改良により航路部の橋長を30mから280mに延長し、車道を2車線から4車線に拡幅した。
 平安座島側の世開橋は周辺海域の、水質保全の海流確保のための水路で、96.3m。
 
・平安座島wiki     ・海中道路wiki


 勝連半島の屋慶名地区と平安座島の間には浅瀬が広がっており、古来より干潮時には徒歩で行き来されてきた。 沖縄戦後にはアメリカ軍より払い下げられた、水陸両用トラックが半島と島の間を往来していた。そして1960年になると、 島民は海中道路建設期成会を結成し翌1961年から建設が始められたが、台風の被害に遭いこの工事は頓挫してしまった。

 1970年にアメリカの石油会社であるガルフ社が、平安座島に石油基地を造成し島民に対する見返り事業と、 沖縄本島までのパイプライン敷設のために、ガルフ社の負担で海中道路を建設することになった。1972年の4月22日に2車線の道路として開通した。