レーティッシュ鉄道 世界遺産線ストリートビュー・スライドショウ
 スイス「レーティッシュ鉄道」の世界遺産の「ベルニナ線」は、サンモリッツからベルニナの谷を登り、アルプ・グリュム駅でイタリア語圏に入り、イタリアのティラーノまで下る路線。終点のティラーノではイタリア国鉄と接続する。カンポコローニョ駅とティラーノ駅間でスイスとイタリアの国境を越え、出入国管理はティラーノ駅で行われる。
 最高高度2253mは通常の鉄道路線としてはヨーロッパ最高高度であり、高度差1824mを最急勾配70パーミル、最急曲線半径45mで越える山岳路線。 

 ポントレジーナ駅以降は標高が約1800mを超え、途中の車窓からは3箇所の氷河が見られる。 ベルニナ・アルプスの主峰で標高4049mのピッツ・ベルニナとモルテラッチュ氷河を、オスピオ・ベルニナ駅付近ではカンブレナ氷河とその氷河湖が見える。

 アルプ・グリュム駅付近ではパリュー氷河を車窓から見ることができる。この駅からポスキアーヴォ駅にかけては10箇所のヘアピンカーブと連続勾配によって直線距離で約6km程度の間に約1070mと大きく高度を下げている。ブルシオ駅をすぎると半径50-70m、勾配70パーミルで360度を回る石造のオープンループ橋があり沿線の名所のひとつとなっている。
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