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 ミシシッピ川(Mississippi River)は、北アメリカ大陸を流れる河川。ミネソタ州を源流とし、メキシコ湾へと注いでいる。 全長は3779kmで、これはアメリカ合衆国内においては一番長い川で、鉄道が敷かれるまでは水運を担う重要な水路となっていた時期があり、蒸気船が航行する姿はアメリカ発展史における象徴的存在だった。

 主な支流にはモンタナ州を源流とするミズーリ川やペンシルベニア州を源流とするオハイオ川などがある。ミズーリ川源流からミシシッピ川河口までの長さは6,210kmに及んでいる。 ミズリー川はモンタナ州のロッキー山脈に始まり、ミズーリ州でミシシッピ川の本流に合流している。

 ミシシッピー川の源流であるイタスカ湖の標高は450mにすぎず、ミシシッピ本流3779kmの長さでそれだけしか高低差がないため、かなりの部分において船舶の航行が可能となっている。 本流の全流路が平野であるアメリカの中央平原を流れており、そのため流路の勾配が緩い。水源のイタスカ湖に降った雨が河口に達するまで約90日を要する。

 「ミシシッピ」の名は、オジブワ族インディアンの言語で「偉大な川」を意味するmisi-ziibi、または「大きな川」を意味するgichi-ziibiからの転訛である。 オハイオ川との合流地点より北を上ミシシッピ、それより南の河口までを下ミシシッピと称している。そのうちオハイオ川との合流点からセントルイスの上流、イリノイ川との合流点までを中ミシシッピという。

 イリノイ川からはイリノイ・ミシガン運河を通って五大湖地方とも連絡している。さらに下流のイリノイ州カイロで、東から流れてきたオハイオ川を合わせる。 オハイオ川の水量は、ミズーリ川を合わせたのちのミシシッピ本流より30%ほど多く、このためここからミシシッピ川の水量は大きく増す。

 標高差が少なく水量が多いため、ミシシッピ川の流路は変遷を繰り返し、非常に蛇行の多いものとなっていた。 このためにミシシッピ川沿岸には旧河道に水がたまってできた三日月湖が多く存在する。 こうした蛇行は19世紀末以降河川改修によって徐々に姿を消していき、現代では流路はかなり直線に近い形へと改修されているところが多い。

 メンフィスを通過しアーカンソー州でアーカンザス川を合わせる。バトンルージュを通過しルイジアナ州のニューオーリンズを通り、そこから約160km南東のミシシッピーデルタにあるプラークミンズ郡パイロットタウンからメキシコ湾に注ぐ。ミシシッピデルタは南東に向け てメキシコ湾に大きく突出しており、鳥趾状三角州という独特な三角州となっている。


 長大なミシシッピ観しシピ川は長らく橋がかけられず、東西間お交通雨の支障になっていたが、1874年にセントルイスにかけられたイーズ橋が本格的な橋の第1号とされている。 それ以来、川幅が広い中・下ミシシッピに30余の橋がかけられ、東西間の交通に寄与しているが、それでも3,000余Kmに30橋では平均して100kmに1本しかかかっていない。 以下に30余の橋のマップとと画像を掲げた
下の画像はすべてクリックで別ウィンドウに拡大が可能
源流  イリノイ川
           
V35 合流
ミズリー川 
 



      V34 合流



⇘分岐  



L33u



運 ↓ 河



L33d



 ⇙合流



セントルイス B32
B31



B30



B29



B28



B27



B26



B25



B24



B23



B26



B25



B24



B23



B21



B20



B19



B18 オハイオ川
中ミシシッピー


 ⇙    
下ミシシッピー V17 合流



F16 フェリー



B15



メンフィス B14



B13a
B13b
B13c



B12



B11



B10a
B10b



B09



B08



B07



B06



  F05 フェリー
 


 
 
B05



B04



B03



B02



ニューオリンズ B01



F04 フェリー



   


 
F03 フェリー



 


 
 
F02 フェリー



F01 フェリー



 


 
 
P02 水先案内人



 


 
 
 


 
 
P01 灯台



河口
メキシコ湾

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流域マップ

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鳥趾状三角州
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V35イリノイ川合流点
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V34ミズリー川合流点
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L33u:Chain of Rocks Lock(上流)
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他画像:-
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L33d:Chain of Rocks Lock(下流)
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他画像:- 
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B32:New Chain of Rocks Bridge
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他画像:上流 下流
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B31:Old Chain of Rocks Bridge
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他画像:上流 下流 橋2 橋3
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B30:Merchants Bridge
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他画像:- 
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B29:McKinley Bridge
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他画像:上流  下流
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B28:Stan Musial Bridge
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他画像:上流  下流
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B27:Martin Luther King Bridge
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他画像:上流  下流
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B26:Eads Bridge
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他画像:上流  下流
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B25:Poplar Street Bridge
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他画像:上流  下流
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B24:MacArthur Bridge
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他画像:下流  橋2
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B23:Jefferson Barracks Bridge
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他画像:上流  下流
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B22:Chester Bridge
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他画像:上流  下流  橋2
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B21:Bill Emerson Memorial Bridge
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他画像:上流  下流
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B20:Thebes Bridge
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他画像:橋2
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B19:Cairo I-57 Bridge
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他画像:上流  下流
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B18:Cairo I-57 Bridge>
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他画像:上流  下流  橋2
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V17:オハイオ川合流点

●ここから下流は下ミシシッピ川;
 ミシシッピ川の利用が格段に拡大したのは蒸気船の開発以降のことである。1811年には初の蒸気船であるニューオーリンズ号がオハイオ川からミシシッピ川へと就航し、以後急速に蒸気船の利用が進んだ。
 初期の蒸気船は外輪船であり、波の影響を受けないミシシッピ川では外洋と違って外輪船が効果を発揮しやすいこともこの急速な普及の理由の一つだった。
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F16:Dorena Hickman Ferry
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他画像:左岸
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B15:Caruthersville Bridge
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他画像:上流  下流  橋2
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B14:Hernando de Soto Bridge
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他画像:上流  下流
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B13a:Memphis & Arkansas Bridge
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他画像:上流  下流
メンフィス アーカンソー橋
並行して3本の橋が架かっている;


上流のB13a:ハララン橋鉄道と歩行者

真ん中のB13b:フリスコ橋は鉄道専用橋

B13cメ:ンフィス & アーカンソー橋
R55他の道路橋となっている


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B12:Helena Bridge
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他画像:上流  下流
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B11:Greenville Bridge>
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他画像:上流  下流
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B10a:Old Vicksburg Bridgek
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他画像:上流  下流
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B10b:(New)Vicksburg Bridge
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他画像:上流  下流
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B09:Natchez?Vidalia Bridge
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他画像:上流  下流  橋2
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B08:Huey P. Long Bridge
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他画像:上流  下流 
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B07:OK Allen Bridge
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他画像:上流2  下流
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B06:Horace Wilkinson Bridge
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他画像:上流  下流  橋2
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F05:Plaquemine Ferry
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他画像:-
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B05:Sunshine Bridge
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他画像:上流  下流
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B04:Veterans Memorial Bridgek
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他画像:上流  下流  橋2
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B03:Hale Boggs Memorial Bridge
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他画像:上流  下流
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B02:Huey P. Long Bridge
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他画像:上流  下流
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B01:Crescent City Connection
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他画像:上流  下流  橋2  橋3  橋4
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←下流側(下):西行・下流側(上):東行
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他画像:橋5  橋6  川1  川2  川3
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F04:Canal Street Ferry
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他画像:右岸  左岸(市街)
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F03:Chalmette?Lower Algiers Ferry
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他画像:-
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F02:Belle Chasse?Scarsdale Ferry
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他画像:-
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F01:Pointe la Hache Ferry
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他画像:-
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P02:Pilot Port(水先案内人)
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他画像:-
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P01:Lump House(河口灯台)
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他画像:灯台
 ミシシッピ川はアメリカ文化にも大きな影響を与えている。アメリカ最大の作家のひとりであるマーク・トウェインはミシシッピ川沿いのミズーリ州ハンニバルで少年期を過ごし、 『トム・ソーヤーの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』といった彼の代表作はこの少年期の経験をもとにして描かれている。 マーク・トウェインとのペンネーム自体、ミシシッピ川を行き交う蒸気船の水先人への合図「by the mark, twain」(水深二尋)からとられている。  音楽においても、ミシシッピ川沿岸地方は大きな役割を果たしてきた。特に南部において、黒人が持っていた音楽文化と白人の音楽文化が融合し、都市という場を得て花開いたのである。 ブルースはメンフィスやセントルイスが本場であり、またジャズもニューオーリンズが発祥の地であり、ここから世界中に広まっていった。
デルタ・ブルース はアメリカ合衆国南部のミシシッピデルタやメンフィスなどの地域で発生した、
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 ショーボートはミシシッピ川の「浮かぶ劇場」として流行した。 ジャズのルイ・アームストロングなどのニューオリンズのジャズメンらがミシシッピ川の蒸気船で演奏した。 やがて、彼らは川を遡りメンフィスやセントルイス、さらにシカゴに至りジャズを広めた。