都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
ヴュルツブルク(ドイツ)
(Wiki)
 ヴュルツブルク(Würzburg)は、ドイツ連邦共和国バイエルン州の郡独立都市で、マイン渓谷の中流域に位置しその市域はマイン川両岸に広がる。
 マイン川が浸食したことで形成された西岸の石灰岩でできた高台にマリエンベルクには要塞がそび、中世より司教領の司教座都市として栄えた。

歴史
 ケルト人の時代には既にこの地は要塞となっており、またフランク人が6世紀に移住してくるまでは、礼拝所として用いられていた。8世紀の始め頃にはヴュルツブルク最古の教会である聖母マリア教会が成立している。
 要塞は歴史上何度も造り直されてきた。残存しているもっとも古い部分は聖母マリア教会の部分で704年頃のものである。1744年大司教の居城として旧市街にレジデンツ(世界遺産)が建造された。1726年に旧市街を完全に囲む星形城壁が完成(レジデンツの付近に現存している)。1867年 星形城壁群が取り壊され、旧市街の周囲は公園となる。
 1945年 第二次世界大戦中、街は完全に破壊され要塞は大きな被害を受け1950年に再建された。







 この要塞の内庭に聖母マリア教会ある丘は706年頃に建設された円形の建物で、ドイツでも最古の建物の1つである。同じ内庭には中に井戸のある八角形の建物と、1200年頃に建設された丸い主塔がある。



 司教は頃要塞化を開始し内庭を囲む部分には、南東には太陽の塔、北東には聖母マリアの塔、北西には聖キリアンの塔という3つの塔が設けられた。要塞の外側の庭には、兵器庫など他にもマシクリ塔という4層の砲台がある。マリエンベルク要塞には現在、マインフランケン博物館と領主館博物館が置かれている。