都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
モンペリエ(フランス)
(Wiki)
 モンペリエ(Montpellier)は、フランスの南部に位置する都市。ラングドック=ルシヨン地域圏の首府であり、エロー県の県庁所在地である。モンペリエ大学の所在地として、中世からの学園都市で人口は24万人。
 地中海から10km、マルセイユからは168kmパリからは750kmである。

歴史
 現985年伯爵の記録に初めて表記が表れる。近隣の街々がローマ時代から都市として成立していたのに対し、モンペリエの領地としての登場は遅い。中世初期には領主の司教のもとで人口を増やした。また、巡礼路の宿場町としても栄えた。1220年に成立した医学校は、1289年に法学部とともにモンペリエ大学として教皇の承認を受ける。医学部は現在もカテドラルに隣接した校舎を使用している。1349年にフランス王国に併合された。15世紀に入ると商人が隣接するラットの港を活用したため、貿易拠点として隆盛を極める。
 16世紀以降からフランス革命までの時期に、水道橋、凱旋門、コメディー広場などが建設されていった。19世紀にはワイン栽培や織物業などが栄え、裁判所、駅など旧市街のほとんどの建物が今の姿になる。第二次世界大戦では1944年に5回にわたりアメリカ軍の爆撃を被った。しかし旧市街は今でも19世紀の姿を良く留めている。





 旧市街の真ん中に星稜型の城壁が残されている。内側にどのような城塞があったか、いつ頃作られいつどうして崩壊したかなど、そして旧市街各地に城館や宮殿がいくつかあるらしいが、ウィキペディアでは詳しい記述がない。現在は城壁内にモンペリエ芸術アカデミー学校がある。