都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
ミュンヘン(ドイツ)
(Wiki)
 ミュンヘン(München)はドイツの連邦州であるバイエルン州最大の都市で州都である。イザール川河畔にありアルプス山脈北縁から50km離れた、高い平野に位置し海抜520mである。ベルリン、ハンブルクに次いでドイツでは3番目に大きな都市で、市域人口は140万人近くに達する。

歴史
 ミュンヘンの創建は1158年とされ、1175年公式に都市としての地位を得て城壁が備えられた。1180年にオットー1世がバイエルン大公となり、カトリック教会の大司教区を得ている。これによりバイエルンは1918年までヴィッテルスバッハ家が統治することになる。宮廷による芸術や政治の影響力が増し文化的、芸術活動が見られた。
 1914年に第一世界大戦が勃発しフランスにより3度ミュンヘンは空襲を受けている。第一世界大戦後の1918年11月の革命で共和制が始まり、ヒトラーやナチズムが目立つようになってきた。ヒトラーは1933年に国家社会主義者ドイツ労働者党がドイツの政権の座に就いた。
 ヒトラーの第三帝国が起こした第二次大戦中、連合国による激しい空爆を受けその数は6年間で71回に及んでいる。第二次世界大戦後 の1945年のアメリカの占領後、ミュンヘンは細部に至るまで完全に再建され戦前の道路網などは保たれている。






 地図上ではニンフェンブルグ城と記されているが、地図や航空写真で見るとそれは「宮殿」であり、とても城郭を持つ「城」とは呼べない。







 宮殿よりさらに西にあるブルテンブルグ城のほうが、はるかに城らしい佇まいであるが、こちらは旧い公爵領時代のものらしい。