都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
ブリュッセル(ベルギー)
(Wiki)
 ブリュッセル(Brussel)はベルギーの首都で、名称は「沼、湿地」、「家」という単語から来ている。ブリュッセル単独でベルギーの連邦構成主体である3つの地域のうちの一つであるブリュッセル首都圏地域を構成している。人口103万人。欧州有数の世界都市であり、欧州連合の主要機関が置かれるなど、欧州の政治の一拠点ともなっている。

歴史
 新石器時代の紀元前2250年ごろから農耕民族が住んでいた。やがてローマ帝国の属領とし、紀元前1世紀から2世紀にかけて荘園を増やしていった。12世紀には地理的な利点を最大限に活かし、交易と交通の中継点として商業や手工業で栄え、職人や貿易商たちは事業を確立していき、貴族たちは要塞や城を築いて土地の所有権を宣言した。
 1383年、ブラバント公国の宮廷がこの地に移され、その後4世紀間にわたって変転するヨーロッパの政治の中心地として繁栄した。1430年にブルゴーニュ公国の支配下に置かれ、1477年からはハプスブルク家の領土となった。1792年にはフランス革命軍によって占拠され、ナポレオン戦争が終結する1815年までフランスの支配下にあった。
 1830年王立モネ劇場でオペラの上演中に観客が暴動を起こし、ベルギー独立革命の引き金を引き、1831年にベルギー王国の首都となった。第二次世界大戦後の1958年には盛大な万国博覧会を開催し、北大西洋条約機構と欧州委員会の本部をブリュッセルへと誘致した。




          グラン=ブラス広場の王の館(Maison du Roi)


                 執務宮殿(Palais Royal)


                ラーケン王宮(居住宮殿)