都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
ハーグ(オランダ)
(Wiki)
 デン・ハーグ(Den Haag)は、北海沿岸に位置するオランダ南ホラント州の基礎自治体であり同州の州都。事実上のオランダの首都で、アムステルダムとロッテルダムに次ぐオランダ第3の都市でもある。13世紀に建てられた騎士の館と称される建物が現在の国会議事堂となっている。国会議事堂のほかに、オランダ王室の4つの3つの宮殿中の3つと、中央官庁、各国の大使館などが置かれており、ほぼすべての首都機能を持っている政治の中心都市である。
 また、国連の常設機関である国際司法裁判所や、国連から独立した国際刑事裁判所等の重要な国際機関が複数置かれ、『平和と司法の街』とも呼ばれる。一般に首都とされているアムステルダムは、憲法上で首都と規定されており、実質は離宮的な存在とはいえ王宮も存在している。

歴史
 1230年、ホラント伯は狩猟の場として住居を設けた。1248年それを宮殿に改築する工事に着手し完成された。15世紀初頭、ブルゴーニュ公がオランダ総督を任命し総督はこの地を政府とした。八十年戦争が始まると城壁がなかったためにスペイン軍に容易に占領を許した。1806年ナポレオン戦争後、ネーデルラント連合王国が誕生すると、その首都はブリュッセルとハーグの2年ごとの持ち回りとなったが、政府は常にハーグに置かれた。
 1830年、ベルギーが独立すると首都はアムステルダムとなったが、政府はハーグに置かれたままとなった。 第一次世界大戦後、常設国際司法裁判所が設置され、第二次世界大戦後の国際司法裁判所に引き継がれた。


          左:平和宮 中:ノールドアインデ宮殿 右:ハイステンボス宮殿


          市街地のノールドアインデン宮殿は皇子たちが居住している

           市街東北のハイステンボス宮殿は女王が居住している
             平和宮はアメリカのカーネギーの贈り物で準宮殿
               4つ目の宮殿はアムステルダムのダム宮殿