都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
ハレ(ドイツ)
(Wiki)
 ハレ・アン・デア・ザーレ(Halle an der Saale)通称ハレは、ドイツのザクセン=アンハルト州の都市である。旧プロイセン王国領、旧東ドイツ領に属しザーレ川沿いに位置する、岩塩の採掘地として有名な街。人口は約24万人。

歴史
 ハレは古ドイツ語で“塩”を意味する。ゆえにハレは古くから岩塩によって栄えてきた。中世においては、ハンザ同盟の加盟都市として繁栄した。1920年この地で開催された党大会で、独立社会民主党はコミンテルンへの加盟を決定した。この方針に従うものがドイツ共産党へ合流したことで、同党の勢力が増すことになった。
 第二次世界大戦では、奇跡的に空襲をあまり受けず、沢山の歴史的建造物は無傷で残っている。戦後間もなくはアメリカの支配下にあったが、すぐにソ連の占領下となる。また、18世紀の作曲家、ヘンデルの出生地でもある。



 左上の緑建物がギービヘンシュタイン城で、建造は10世紀までさかのぼる。1637年に立派な城塞が火事で焼け落ち、その後採石場として利用されていた。現在は小高い山の上に城跡が残されており、当時の雰囲気を伝える趣深い場所となっている。城の歴史に関する展示や、高見台から下に広がる美しいザーレ川の情景を楽しむことができる。





 中央下のマルクト城 (Marktschlösschen)は1600年ごろ市民の館として、後期ルネッサンス様式で建てられ同時代の芸術ギャラリーが入っている。