都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
デュッセルドルフ(ドイツ)
(Wiki)
 デュッセルドルフ(Düsseldorf)はドイツ連邦共和国の都市で、低ライン低地の中央部に位置し、街の名の由来でもあるライン川の支流であるデュッセル川がデルタ状に市街を流れている。 ライン・ルール大都市圏地域の中心でルール工業地帯のすぐ南西部にあり、金融やファッション、世界的な見本市(メッセ)の中心都市である。人口は59万人。

歴史
 最初にデュッセルドルフのことが現れたのは1135年に遡る。ライン川北部のカイザースヴェルトの要塞化された駐屯地で、ライン川上の全ての動きを監視していた。1288年、都市特権を得る布告に先立って、権力のため争いがケルンとベルクの間で起こる。ケルンの軍勢はデュッセルドルフの市民や農民の支持を受けたベルクの軍勢により退けられ、都市への昇格の道を固めた。
 ナポレオン戦争の後、破壊と貧困がデュッセルドルフを襲った。ナポレオンが敗北すると1815年にプロイセン王国となった。19世紀半ばにデュッセルドルフは産業革命により復興を享受したが、第二次世界大戦の戦略爆撃の標的となり、空襲は戦争末期まで続き連合国はドイツに進軍し、1945年4月半ばにはデュッセルドルフに到達している。アメリカの歩兵師団は抵抗がないまま1945年4月18日に容易に街を攻略した。1946年、連邦の州都となり街の再建は猛烈なペースで進み、経済の変化は行政、サービス産業、裕福な通商都市として成長したことを今日見せている。





 デュッセルドルフ城は伯爵の居城として1260年に旧市街に立てられ、度重なる戦闘や火災で消失し、その都度再建されたが1872年に城は火災によって破壊された。今日は残された天守塔に海事博物館が入っている。