都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
チューリッヒ(スイス)
(Wiki)
 チューリッヒ(Zürich)はスイス最大の都市でチューリッヒ州の州都である。スイス中央部にありチューリッヒ湖の北西端に位置している。人口は約3万人で都市圏地域には200万人近くが居住している。

歴史
 チューリッヒ湖周辺では新石器時代や、青銅器時代の集落が発見されている。ローマ以前の集落もリンデンホーフの丘の近くで発見されている。ローマの時代後318年に皇帝の改革により、イタリアの間の国境はチューリッヒ湖を横切っており、城や駐屯部隊はチューリッヒの安全を見守っていた。初期に書かれた記録では街の歴史は2世紀からで、リンデンホーフで発見された墓石が示している。5世紀にゲルマン人がスイスに定住するようになった。ローマの城は7世紀までは残っていた。
 853年に聖母聖堂を設立した。1045年修道院に対し街の支配者とした。1218年に帝国直接身分の自由都市となった。14世紀には修道院の力は徐々に衰え、小商人、手工業者などによるギルドが組織された。16世紀から17世紀の間、チューリッヒの議会は孤立主義的な態度を取り、1624年に壮大な城郭が築かれている。17世紀に築かれた城壁のほとんどは、ほとんどは取り除かれた。1847年からはスイスでは初の鉄道がチューリッヒに乗り入れ、近代化が一層進みだした。第二次世界大戦では連合国からの空襲の被害を受けている。



 中央のリンデンホフ城跡を取り囲むように、旧市街の市(城)壁の堀がジグザクに読み取れる(青色線)。





 
リンデンホフ城があった丘はリマト川の左側にあり、旧市街のエリアで最も高い標高で海抜は408mである。先史時代には島のようなものだった。旧市街はリマト川の両岸に開けている。市の歴史的な中心はリンデンホーフ(城跡)の丘であった。旧市街の城壁のは堀(運河)は17-18世紀のチューリッヒ要塞建造時に造られた。