都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
ダブリン(アイルランド)
(Wiki)
ダブリン(Dublin)はアイルランド島東部の都市で、アイルランド共和国の首都である。リフィー川河口に位置し、その南北に町が広がる。アイルランドの政治・経済・交通・文化の中心地であり、アイルランドの全人口の3分の1がダブリン首都圏に集中する国内最大の都市である。長い年月をかけたイギリスからの独立運動を経て1921年に独立を果たした。

歴史
先住であるケルト人は291年、レンスター軍との戦いで勝利をおさめた。9世紀半ば頃、リフィー川から攻め上がってきたノルマン人ヴァイキングが、ここにあったケルト人の町を破壊して城砦を築いた。現在のダブリン城の地下にはその当時の遺構がうかがえる。これにつづく3世紀の間、アイルランドの住民はたびたびダブリンを奪回し、1171年アングロ・ノルマン人によって開放された。ヘンリー2世は翌1172年にダブリンに宮廷をおき、ここをイングランドのアイルランド支配の拠点となった。
 それ以来アイルランド人は蜂起がくりかえし、1916~21年にはダブリンははげしい戦場となっている。歴代のアイルランド王やイングランドもダブリン城に行政の拠点を置き、アイルランド独立にいたるまでアイルランドの行政と政治の中心であった。現在もダブリン城は国の重要な式典の際に使用されている。