都市の城壁・城郭シリーズ
世界の路面電車「線路地図」作成から派生したコンテンツ
ケムニッツ(ドイツ)
(Wiki)
 ケムニッツ(Chemnitz)は、ドイツ中西部のザクセン州の都市で、ケムニッツ行政管区の独立市のひとつ。人口は約25万人。旧東ドイツ(1953-1990年)時代には、カール・マルクス・シュタットと称されたが、「ベルリンの壁崩壊」以降は旧称の「ケムニッツ」に戻された。同じ名前の川市内を流れる。

歴史
 最も早い記録では1143年までさかのぼる。12世紀、神聖ローマ皇帝ロタール3世の時代に建てられた。17世紀の三十年戦争で壊滅的な打撃を受けるが、その後復興した。19世紀以降、ドイツで産業革命が進展する中、工業都市として発展した。
 第二次世界大戦中の1945年に英国や米国の爆撃機が武器工場や鉄道駅を爆撃した。歴史的な旧市街と教会、公共の建物や家屋、そして郊外はほぼ完全に破壊された。連合国の解散後、1953年に東ドイツ政府がカール·マルクス·シュタット改名。1991年にドイツ統一後に歴史的な市庁舎や、市内中心部を回復するため国際入札が行われ旧市街が復元された。



 ケムニッツ城と隣接の修道院は城博物館となっている。第二次世界大戦の1945年に連合国の爆撃で、城の教会はゴシック様式の尖塔と屋根と北正面に爆弾の被害を被った。1957年に塔や内部が簡略化されての復元された。



 ダルムシュタット宮殿は市内中心部に位置し、後にナポレオンの恵みによって大公になった伯爵の居城であった。現在の外観は18世紀に設立された。城の鐘楼にある城館博物館では250年以上の宮廷の暮らしを展望できる



 ラベンスタイン砦はザクセン州で最小の中世の城。おそらく1170年のころに作られた。1942年に倒壊の危険があり閉鎖されていたが、1959年には再び埋め立て改装された。砦は15メートルの岩の上に建てられている。今日までアッパー城の一部とされているが、砦そのものは9世紀頃と早い時期に造られた。



 アッパー城はケムニッツ城の家族邸宅であったが、1774年に城を放棄していた。1950年ケムニッツに組み込まれ改装され博物館として1959年に公開された。今日の城は旧ケムニッツ城の城博物館の分館となっている。