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  未発表「枯葉」ネットで公開    マイルス、幻の演奏

テイク1のテープにはマイルスなどの会話もある。

 キャノンボールの「あとはプレイするだけさ」で演奏が
はじまり、イントロでリズムが乱れ1分くらいで中断;

ルディ(ディレクタ?) : やり直そう
サム・ジョーンズ : そうだね、もう一回やろう
マイルス : ボクが演奏する時に?
ルディ : そうだよ
マイルス : ホーンが2つのところで?
ルディ : そのとおり
マイルス : オーライ
ルディ : テイク1
マイルス : いや、君がテイク1だよ
ハンク・ジョーンス : (笑う)

 (テイク1の演奏がはじまり最後まで録音)

ルディ : テイク2
 (イントロはじまるが)
マイルス : ちょっと待ってくれ
ハンク : もっと早くやろう
マイルス : ちょっと待ってくれ、一息つかせてくれ
ハンク : ごめん、ちょっと勘違いしていた
マイルス : いつでもスタートできるよ
ルディ : テイク6、テイク5、テイク5(と混乱)

 (で、テイク2がはじまり、これがアルバムに)
 SOMETHIN' ELSEに収録されたマイルス・
ディビスの名演、「枯葉」の未発表録音が、
期間限定でインターネット上で公開されて
いる。

 今回公開されているのは、アルバム制作
の際に没になった幻のテイクだ。アルバム
にはテイク2がマスター・テイクとして採用さ
れており、テイク1は記載がないことから消
去、または演奏中断と信じられていた。


 しかし、LAのEMI/Capitolの倉庫に保管さ
れているマスタテープを再チェックした際、
このテイク1が完奏ながら未完テイクとして
封印されているのを発見された。

 「マイルスは完璧以上だが、キャノンボー
ルのソロの後半に破綻があり、リズム・セク
ションも乱れている」などの理由で、ボツに
されたようだ。

 今回、録音50周年、プロデューサー、ア
ルフレッド・ライオン生誕100年を記念して、
ストリーミングに限って公開される。

ストリーミングはこちらにアップされている
期間限定らしくいつまで聴けるか判らない


 Miles Davis(Tp) : 1926/5/25-1991/9/18
 Jullian "Cannonball" Adderley(AS) :
            1928/5/15-1975/8/18
 Hank Jones(Pf) : 1918/7/31-2010/5/16
 Art Blakey(Dm) : 1919/10/11-1990/10/16
 Sam Jones(Cb) : 1924/11/12-1981/12/15







 下のレコード・ジャケットは、私が1959〜
1960年のデザイン・スクール在学中、授
業をほとんどサボって通いつめた、渋谷の
デュエットと、新宿のオスカーでむさぼり聴
いたレコードの一部。
 
Miles/Cannonball:Autumn Leaves Miles Davis:Collector's Items Miles Davis:Milestones Miles Miles Davis:Walkin'></TD>
    </TR>
    <TR>
      <TD valign=
Art Blakey:Moanin' Art Blakey:At the Cafe Bohemia Miles Davis:Bags Groove Miles Davis:Cookin'
Lee Morgan:The Procrastiator Kenny Dorham:Quiet Kenny Charlie Parker:Bluebird
SOnny Sonny Rollins:Night at the Village Vanguard Sonny Rollins:Way Out West Cannonball Sonny
Thelonious Monk:Monk Alone Horrace Silver:and Jazz Messengers MJQ:European Windows MJQ:Lonely Woman Ornette Coleman:The Shape of Jazz to Come
marchan:Blue Kenny
↑ このジャケットは私のデザインで、1959年度日本宣
伝家美術協会展(日宣美展)に出品し、準入選した4枚
組みの1点。
 モデルはケニー・ダーハムで、マイルスより丸く柔らか
なトーンのトランペッターで、私が最も好きなプレーヤー。

   これらのレコードのほとんどすべてを、仕送りの下宿/食費代
  を割いて買ったのだが、クラスメイト間のまた貸しの連続で、大
  半が手元に戻ってこなかった。

   いまでも約半分の100枚ほどが手元に残ってい、戻ってこな
  かったのは後年にCDを購った。これらのジャズはMJQを除い
  て、当時イースト・コーストとかアーシー・ジャズなどといって、
  いわゆるハードバップである。

   そんな頃に登場したオーネット・コールマンのニュージャズは
  衝撃であった。しかし、ロンリー・ウーマンはスタンダードとなり、
  MJQやクリス・コナーもプレイしている。

   だが、コルトレーンによる、モード奏法が出現後、モダーン・
  ジャズは難解となり、マイルスのプレイも面白くなく聴かなく
  なってしまった。

   その後は、トラディショナル(ニューオーリンズ)・ジャズから、
  (黒人の)シカゴ・スタイル(スイング・ジャズ)に転向して、現在
  に至っているしだい。
 

Atrandum of Modern Jazz on the YouTube
 

Miles Davis Quintet
Walkin'
(1967)

Miles Davis Quintet
'Round Midnight
Miles Davis, Wayne Shorter,
Herbie Hancock, Ron Carter,
Tony Williams

Art Blakey & the Jazz Messengers
Moanin'
(1962)
Wayne Shorter, Curtis Fuller,
Cedar Walton, Reggie Workman

Art Blakey & the Jazz Messengers
Blues March

LEE MORGAN
I REMEMBER CLIFFORD
Art Blakey and The Jazz Messengers
(1958)
Lee Morgan, Benny Golson,
Bobby Timmons, Jymie Merritt

Cannonball Adderley Sextet
Work Song
Nat Adderley, Louis Hayes,
Sam Jones, Joe Zawinul,
Yusef Lateef

Cannonball Adderley
Jive Samba
Cannonball Adderley sx, Yussef Lateef sx,
Nat Adderley tp, Sam Jones b,
Joe Zawinul p, Louis Hayes dms

Horace Silver
Senor Blues'
(1959)
Junior Cook, Blue Mitchell

sonny rollins trio
part 1
henry grimes, joe harris


sonny rollins trio
part 2
grimmes harris


sonny rollins trio
part 3

Sonny Rollins
St.Thomas
(1968)

Charlie Parker & Coleman Hawkins
sail through 'Ballade'
in a pitch corrected version (F)


Charlie Parker
in a pitch corrected version (Bb)


Thelonious Monk
Round About Midnight
 1941年頃に新しいスタイルのジャズを試行
するミュージシャンたちが、ジャム・セッション
を繰り返し、ついに"Be Bap"といわれる、モダ
ン・ジャズが誕生した。

 それらのミュージシャンたちは、当時20歳
前後の若者たちであった。彼らの全盛期は
それからの20年ほどであり、現在まで存命
の人は数少ない。

 下段にモダン・ジャズのビッグ。ネームを掲
げるが、多くは世紀が変わる前に亡くなって
いる。また、若くして没した天才も多い。
 
Billie Holyday 1915-1959 Milt Jackson 1923-1999 Julian Adderley 1928-1975
Thelonious Monk 1917-1982 Kenny Dorham 1924-1972 Art Farmer 1928-1999
Dizzy Gillespie 1917-1993 Sarah Voughan 1924-1990 Horace SIlver 1928-2014
Ella Fitzgerald 1917-1996 J.J. Johnson 1924-2001 Clifford Brown 1930-1958
Art Blakey 1919-1990 Max Roach 1924-2007 Sonny Rollins 1930-
Charlie Parker 1920-1955 John Coltrane 1926-1967 Lee Morgan 1938-1972
John Lewis 1920-2001 Miles Davis 1926-1991 Ornet Coleman 1930-2015